DIY セルフリフォーム Header2

フローリングの貼り方
基本とノウハウ

本ページでは、フローリングの張替えをDIYで行う際のノウハウ等を紹介します。
  

<下地の調整>

既存のフローリングがかなり痛み、床が沈む部分は、古いフローリングを部分的に剥ぎ、そこに耐水合板を貼ると耐久性がアップします。床の沈みやフカフカは、通常、階段の降り口や頻繁に人に歩く所に発生しやすい物です。 つまり、そこは痛みやすいところであり、そこを、耐水合板で補強できれば、耐久性の向上が期待できます。 詳しい写真等は廊下やキッチンの実例紹介のページを参照してください。

<フローリングの配置の検討>

基本
フローリングは基本的に、図1のように、長辺を根太と垂直に、短辺を根太の上に来る様に配置し、それが可能な様にカットします。また、並べ始め(下図2の(1))だけでなく、下図2で端に位置する、5,10,13,14,15があまり小さくなったり、加工が困難にならない様に配置を考えます。また、床下収納がある場合は、床下収納の真ん中にフローリングが来た方が加工が楽です。

図1配置のスタート


図2全体の配置を考える。

更に、重ね張りの場合
フローリングでは実(さね)の部分が強度が弱いと考え、古いフローリングの継ぎ目に上に貼るフローリングの継ぎ目が来ない様に配置しました。

<一列目の直線出し>

一番最初の一列目がまっすぐ貼れるかどうか、つまり、下図3に示す赤ラインが一直線に決まるかどうかで、隙間無く上手に貼れるかどうかが決まります。ここがうまく行かないと、図4に示す様に2列目以降もどうしても後を引きずってしまいます。

その最初の直線を引くのに、一般に右の写真1の様な墨つぼを使う事が勧められています。これは、糸に墨をつけて、ピンと張って置き、糸の真ん中を持ち上げて、弾く様に離して糸に付いた墨を板(床)につける道具です。
使い方はそれ程難しくないですが、すごく旨く行くわけでもないので、既存フローリングの上に貼る場合は、プロの貼った既存の継ぎ目を基準に正確測る方法で十分だと思います。(要は、墨つぼは買わなくても良いと思います。)
墨つぼ
写真1 墨つぼ

フローリング貼り方 最初の1列目(最重要)
図3 最初の1列目(最重要) 

 フローリング貼り方 一列目が旨くいかな場合
図4 一列目が旨くいかな場合

 

<フロア釘の打ち込み>

フロア釘
フローリングの固定には、右写真2の様なフロア釘を使います。
フロア釘特徴は
1)スクリューが付いている。
2)頭が小さくにポンチをあてる凹がある。

フロア釘 14×38
写真2 使用したフロア釘 14X 18

 ポンチ 
  フロア釘の頭の凹みにポンチをあて、打ち込むでいきます。 ですが、少し高級グレードのフロア剤の場合、板が硬くで中々入ってくれません。
  そこで、ポンチも色々試しましたが、右写真上の緑色のオートポンチは今ひとつ私は使いこなせませんでした。
  一番下の短い物は手を叩いてしまう事が多く、真ん中のポンチが一番重宝しました。

写真3 ポンチ各種

ハンマー
工事の音が気になる場合は、右の様なプラハンマーだと少し音が和らぎます。

写真4 プラハンマー

フロア釘は基本的に、図5の様に実(さね)の部分に45度で打ちこみ、次の列の板で図6に様に釘を隠します。 ですが、端は打てないので、 壁に一番近いところは垂直に打つしかないので、隙間を含めて巾木でボロ隠しをします。(巾木を使わない方法は後述します。)

図5 釘の打ち方 1列目


図6 2列目


釘を打つ位置に関してですが、捨て張り(下地の板)がある場合でも、根太のある位置(図7の赤点)に打った方が、同然ですが強度は出ます。

図7 釘を打つ位置

<釘打ちを失敗しない方法>

上にも書きましたが、少し高級グレードのフロア剤の場合、板が硬くで中々入ってくれません。そして失敗すると、写真5の様に盛り上がったりすることもあります。 私の場合、ココに関しては目立たない場所だったので、そのままにしましたが、板にはフローリング用の接着材も塗布しながら付けていくので、取り外すとなるとかなり厄介ですし、フローリング材を無駄にします。 そこで考えたのが、ビスの下穴の様に、ドリルで前もって穴を開ける方法でした。この方法を取り入れてからは、釘打ち時の心労も減り、1工程多いですが、時間の短縮になりました。 下穴の径は、釘がそこそこの力で入る様に、慎重に選択し、14×38の表示の釘に対し、2.2mmのドリルの刃を選びました。


写真5釘の打ち込みの失敗


写真6  2.2mmのドリルの刃
板と板の隙間を無くすために、あて木を使ってハンマーで打ちます。 あて木は、実(さね)をつぶさない為に使うものです。 フローリングの端材を写真6の様に適当な大きさに切って作ります。

図8 あて木の使い方

写真6実際のあて木

   

<最後の一列>


最後の一列の入れ方として、図9の様にカットし、この時、幅を0.5mmから1mm長くして打ち込む方法が普通には紹介されています。
ですが、私は実の凹部分のカットはあまり行わず、図10の様に、凹部を残し、写真7のように、ヘラ等で押し入れて見ました。
この方が、最後から1つ前の列とのつなぎ目部分での浮き等が発生しにくいと考えています。

図9 一般的な最終列の処理


図10 私の行った最終列の処理

写真7実際のあて木

<巾木を使わない方法>

ローリングの重ね貼りをする場合、元々の巾木を剥がすと、壁紙がめくれてしまったりするので、私は巾木を使わず、プラスチックのLアングルを使いました。
この方法は巾木が使用不可能な、ドア部でも有効です。
写真8プラ製L字アングルによりボロ隠し
写真は指で少し浮かしています。


写真9 ドア部の隙間隠し


        ↑ページTOPへ
    フローリング メニュー    
↑フローリング関連のページのメニューページへ 

    Top メニュー