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フローリング床の沈み(フカフカ/ふわふわ)
原因と判断の方法

床、フローリングが沈む(ふかふか/ふわふわ)する原因を紹介します。
築15年から25年になると、表現が難しいのですが、フローリングの床が沈む、または、フカフカ/ふわふわになると感じ始める事がある様です。 この沈みの発生を期に建替えの検討を始める人も多いそうです。 ですが、多くの場合、土台や基礎等の根本的な問題では無く、修繕可能な事が多い様で、我が家の場合もそうでした。

<床の基礎知識と沈みの原因の簡易判別法>

床下の構造は図1の様になっており、床板のすぐ下は根太(4cm角くらいの角材)が30cm程度の間隔で敷かれています、よって、沈む範囲が30cm以下、もしくは30cm以上の範囲でも30cm間隔毎にしっかりした部分がある場合は下表1-(1)の床材だけの劣化のケースが多く、我が家もそうでした。
床下の構造図 根太、大引等
図1 床下の構造

写真1 実際に床をめくった様子
根太の間に断熱材(グラスファイバー)があります。

<床の沈み大まかな原因

原因 修繕法 概要
(1)床材(フローリング)の劣化 床材交換、フローリング張替え/重ね貼り
(2)根太の劣化 根太交換補強等 
(3)床束の浮き 鋼製束等で補強等
(4)白蟻 上記に白蟻駆除が加わります
表1 床の沈み、フカフカの原因

<床材(フローリング)の劣化の詳しい原因>

右の写真2はフカフカになったフローリング材を取り外し少しひねった状態を断面方向から見たものです。

実は、一般的なフローリングや合板の一枚一枚の板を貼り合わせている接着剤は耐水性が無く、湿度などで劣化し剥がれてしまうのです。

更に、「捨て張り」と呼ばれる下地の合板を貼らずに、根太に直接フローリングを貼り付けている場合は、余計に沈みが発生し易い様です。

これに比較し、根太などに使われる無垢の木は丈夫です。
フカフカになったフローリング材
写真2 フカフカになったフローリング材

<フローリングが継ぎ目で沈む場合>

フローリングの長辺の継ぎ目で右写真3の様に別々に沈む場合は下図2に示すフローリング材の実(さね)が折れています。
 フローリングの継ぎ目での沈み 写真3 フローリングの継ぎ目での沈み

図2 フローリング断面

 
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