<床の大まかな構造> |
木造戸建の床下の構造は図1の様になっています。
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図1 床下の構造
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<根太: ねだ>
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図1参照
床を貼り付ける一番表面に来る角材です。30cmor45cm間隔で45mm程度の角材が使われる事が多いです。
右の写真1は床を剥がして見えた根太を示しています。 根太の間に断熱材のグラスウールが見えています。 |
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<大引き: おおびき>
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図1参照
根太を貼り付ける太い角材
910mm間隔で105mmの太さの角材が一般的
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<床束: ゆかつか> |
大引きを支える。
古い建物は、90mm角程度の木
新しい建物は、微調整が可能な、
右写真の様なプラ束や鋼製束が使われます。
DIY的には、古い家で、床下が土の場合に、床下にブロックを置いて、その上にコラ束等をおいて、床鳴りや沈みを一時的にとめると言った使い方もあります。
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<束石: つかいし> |
最近はべた基礎が主流ですが、昔の家は、ここに石が使われていました。
1900年代後半はセメントを固めた束石もありましたが、セメントは水分を通しやすく、床束によくありません。 天然の石(石の種類にもよる)は水分を通しにくく、湿気を床束にあげにくいという特徴があったそうです。
ベタ基礎も基本は水分を通すコンクリートで出来ているので、防水シートをベタ基礎の下に敷くという工法が取られます。 個人的には、プラスチックはどうしても加水分解による劣化が発生するので経年変化が心配です。本当に長く使うなら、土地の選定と暗渠をしっかりやることで、床下は乾燥した状態を保つことができるので、それが出来れば、土のままの床下でも100年200年持つと考えています。
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<さね> |
フローリング材の接合部の出っ張りの事 |
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