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フローリング 張り替え DIY 準備編

DIYを行う前に確認すべき項目やその実例を紹介します。

<フローリングをはじめる前に、現状のフローリングの構造の調査>

フローリングの張り替えDIYの難易度は、張り替える部屋の条件等でその難易度が異なります、まず本ページではDIYを行う前にその難易度を把握する上で確認すべき項目を紹介します。
まず最初に確認すべき事は、現状のフローリングが根太の上に直接貼られているのか?
それとも、下地(捨て張り)の上に重ねて貼られているのか?を把握する事です。
(根太等、床の構造に関する専門用語はコチラのページへ)
床下に潜り込めば大体見当は付きますが、断熱材等であまり良く見えず、自信が持てない事も多いと思います。
そこで、家具の下等、目立たないところで、かつ、根太の無さそうなところに、ドリルで小さい穴を開け、根太等を傷つけない様に気をつけながら、太いドリルでさらにジグソーで穴を拡大し、写真1の様に3cm角程度の穴に広げ確認する方法を取りました。

写真1 まず穴を開けて厚みの確認を行いました。

<重ね貼りか or 張替えの選択>

次に張り替えの方式を決めます。
具体的には、
  1)現状のフローリングの上に更にフローリングを重ねて貼るか?
  2)剥がしてから貼るか?
を決めます。
これを決定する上で、対象の部屋に重ね張りをしてもドアが空くか?段差は許容できそうかを判断する必要があります。その参考に、重ね張りと、貼り替えのメリットデメリットを下表にまとめます。

方式 メリット デメリット
重ね貼り 工事が簡単
現状の床がしっかりしていれば、強度が得られる。
床の高さが変わる。
元の床がフカフカの部分は重ね張りをしても強度が向上しない。
貼り替え 床の高さが変化しない。
もともとが重ね貼りなら、一番耐久性、強度がでる。
元が根太に直接貼り替えていた場合で、また、直接貼り付けると、耐久性、強度が向上しない。
根太とフローリングの間は接着剤も併用しているので、綺麗に取り去るのに手間がかかる。(写真2参照)
部分貼り替え+重ね貼り
(私が行った方法 (写真3参照))
床がフカフカしているところは階段の降り口や頻繁に人が歩く等、痛みやすいところであり、そこを、耐水合板で補強できれば、耐久性の向上が期待できる。 床の高さが変わる。
手間が上記2つの中間程度
表1 フローリングの重ね貼りと張り替えの比較


写真2
古いフローリングを剥がし、根太の接着剤を剥がす


写真3 一部耐水合板に張替えたところ。
この上にフローリングを重ね貼りしました。

 

<施工する部屋別の難易度と実例>

ここまで読み進めれば解ると思いますが、張り替える部屋の条件等でフローリングの張り替えの難易度はは異なります 下表2に施工する部屋のタイプによるDIYの難易度やポイントと、その実例紹介へのリンクをまとました。 詳細のテクニックや手順はこちらのフローリングの張り方(基本編)を参照してください。
部屋のタイプ 難易度 ポイント 実例紹介へのリンク 
キッチン 5 重ね張り等によりキッチンの高さ等が変わると、水道/ガスの配管工事が必要になる場合があるので、よく確認が必要です。 キッチンのフローリングDIY
玄関 4 框(かまち)と呼ばれる部分の処理がポイントになります。  玄関のフローリングDIY
廊下 3 意外に柱や階段部分の凹凸が多く加工が困難です。  廊下のフローリングDIY
畳の部屋 2 畳の分をかさ上げしてしまえば比較的簡単で、簡易なかさ上げで済ませれば、一番簡単かもしれません。 畳の一部フローリング化
勉強部屋等の四角い部屋 1 重ね張りをしても段差が気にならず、扉の開け閉めに問題が無ければ、簡単です。  このケースはまだ経験がありませんが、フローリングの張り方(基本編)を参考にしてください。
表2 施工する部屋別の難易度目安

<フローリング材の購入>

次に材料の決定です。
流行の無垢(ムク)フローリングの比較などは、Webに情報が多いですが、一般的な複合フローリングと呼ばれるフローリングの情報は少ないので、選定に迷うと思います。

大雑把に言って、複合フローリングのグレードの差は、傷つきやすさ、耐久性の差と思って良いです。
グレードの良いもの程、木の本体と表面のコーティングが硬く、傷つきにくくなっています。大手のダイケンやPanasonicなどの、Webサイトのカタログが参考になります。

購入法としては、ネット通販の購入も考えましたが、結局、カインズで、
ノダのクオリア(pdf)のKV2-2KCM(現時点では旧製品です)が
特売で売っていたので、これに決めました。 

頻繁に人が通過する場所なので、最安の物はやめ、ノダの比較的グレードの高めの物にしています。

但し、グレードが少し良いからといっても、大型の冷蔵庫(小さいキャスタがついていた)を移動させると跡がつきました。 事前に端材などで確認し、問題があれば、ベニヤを敷いて移動するなど工夫しましょう。

また、数量を決める際は図1のような絵を描いて(ポンチ絵で十分)正確に把握してから少し余裕を見て購入する事を薦めます。
LDK(リビングダイニングキッチン)、廊下、玄関合わせて20畳分購入したので、工事中は写真4の様にリビングのテーブルと壁の間に積み上げていました。(笑)


図1数量を考える。

写真4 20畳分のフローリング材

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